管理人のトガミです。
さて今回は『ナポレオン -お財布に毎日1万円』という商材について取り上げたいと思います。
特定商取引法に基づく表記
※特定商取引法に基づく表記は見つかりませんでした。
事業者名 | |
責任者 | |
所在地 | |
連絡先 | |
URL | https://hublotn.me/pn/sns1/ |
特商法とは、消費者の利益を守るための法律です。
電話勧誘販売、通信販売、連鎖販売取引などのトラブルが生じやすい商取引においては、
販売者情報(主に事業者名、責任者、所在地、連絡先)を表記することが義務付けられています。
実際の評判は?
LINEでは次から次に異なる商材などが配信され、最初は無料と見ていても必ず利用にはお金の請求が発生してきます。
ここで更に厄介なのは様々なLINEに登録しているうちに、誰から受け取った情報なのか、誰とやりとりしていたのかが分かりにくくなることでしょう。それが副業詐欺を行う業者の手でもあり、副業情報に警戒をされている方に対しても”キャラクター”が変わることで「自分の配信する情報は大丈夫」であると落とし込みやすくなるのです。
何より、これは他の記事でも書かせていただいているのですが…特商法のない相手を頼って所得を増やそうという考えでは、残念ながら満足にお金を増やしていくことは難しいと私は思います。
毎日1万円のはずが、「1ヶ月で100万円を手に入れるために」
ってことで、話が変わっています。「最高日収20万円」「月収80万円」「1日10分程度で」
確かにそれが実現できれば嬉しい話なんですけど
調べてみると、どのオファーも「紹介する副業で稼いでください」という内容です。いつまでLINEを登録し続けなければいけないのか・・・
稼げるビジネスにはたどり着けそうにはなさそうです。
運営者について
ナポレオンの運営者について調べてみました。
会社HP
会社HPは確認出来ませんでした。
設立
設立時期は不明です。
所在地
所在地の記載はありませんでした。
特定商取引法に基づく表記に関して
サイト内を確認しましたが、特定商取引法に基づく表記は見当たりませんでした。
ナポレオンが商品やサービスを直接販売しているのであれば、特定商取引法に基づく表記は必要となります。
ナポレオンが商品やサービスの販売を行わず、単に紹介をしているだけならば特定商取引法に基づく表記は不要です。
何故なら広告の内容については原則、広告主に責任があるとされているからです。
但し、広告内容の決定にASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)やアフィリエイターが関与していた場合は景表法や特商法等に抵触する可能性があります。
何にせよお金が絡むものですから、運営者に関する表記は”あった方が安心”ではないでしょうか。
ビジネスモデル
ランディングページには以下の文言が並んでいました。
- SNSで話題沸騰!
- 初心者でも毎日1万円を安定して稼げる最新副業情報!
- 初月で30万円を稼げました
- 副業だけで年収500万円
ビジネスモデルが不明
やたらと稼げることをアピールする割に、ビジネスモデルはサッパリ分かりませんね。
報酬発生までの仕組みが不明です。
『毎日1万円』の根拠も示されていません。
説明が不十分なままLINEの友だち登録を促すのは、ちょっと不自然では無いですか?
料金
販売ページ内では費用に関して言及はありませんが、無料ではないケースを想定しておくべきですね。
取引実績
ナポレオンで稼げたといった口コミは一切確認が出来ません。
稼げたという証拠が一切確認出来ないという事は、実際に稼げるかどうかは未知数です。
オプトインアフィリエイトの可能性有り
LP上には『最新副業情報』の文言が確認出来ます。
このことから、オプトインアフィリエイトの可能性が高いと踏んでいます。
オプトインアフィリエイトとは、他の業者が販売する商品を紹介し、登録してもらう事で紹介料を得る稼ぎ方です。
本オファーの開始にはLINEの友だち登録が必要です。
近頃はLINEを利用したオプトインアフィリエイトが多いですが、そもそも第三者の商品を紹介して広告収入を得るのは禁止行為に該当します。
LINEの規約でダメとされているので、その時点でアウトですね。
まとめ
本商材は推奨できません。
理由としては以下の通りです。
- 運営者が不明
- ビジネスモデルが不明
- オプトインアフィリエイトの可能性がある
ナポレオン -お財布に毎日1万円はLP上に”副業情報”の文言が記載されていた為にオプトイン案件だと判断することが出来ました。
しかし詳しくない方だと”毎日1万円”や”すぐ稼げる副業”といったキャッチコピーに惑わされてしまう可能性が高いです。
ただ紹介するだけなので、特商法が無くとも問題は無いですが、どんな人物が運営しているのかが分からないのはやはり不気味ですね。
アフィリエイト等、インターネットを利用したビジネスは法整備が追い付かず、グレーな部分が多いのが現状です。
“今は”原則広告主に責任があるとされていますが、法改正次第ではASPやアフィリエイターも処罰の対象になるかもしれませんね。
私個人が、この副業に参加する事は無いでしょう。
何事も勢いで決めるのは良くありません。
『後悔先に立たず』
後から悔やんでも遅いのです。
一度立ち止まって、今一度よく考えてみて下さい。
人の言う事を鵜呑みにせず、自分自身で見極めていきましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。