管理人のトガミです。
さて今回は『HACHI PLUS(ハチプラ)』という商材について取り上げたいと思います。
特商法とは、消費者の利益を守るための法律です。
電話勧誘販売、通信販売、連鎖販売取引などのトラブルが生じやすい商取引においては、
販売者情報(主に事業者名、責任者、所在地、連絡先)を表記することが義務付けられています。
事業者名 | BPOINT Pte Ltd. |
責任者 | |
所在地 | Triple One Somerset,#03-09,111 Somerset Road Singapore 238164 |
連絡先 | |
URL | https://tepad-ytcp.site/lis/lp1/ https://tepad-ytcp.site/lis/lp2/ https://dividend.bnncpx.net/mail/special1/ https://dividend.bnncpx.net/mail/special2/ https://bu73ume-jeaq.com/mail2/fn1-dividend/ https://dividend.bnncpx.net/mail/fn2-render/ https://dividend.bnncpx.net/re8/fn3-arbitrage/ |
実際の評判は?
ハチプラ(HACHI PLUS)もその可能性は十分にありますね。
なぜなら信用性が限りなく低いです。
だってなにに投資していくのか
その情報が全くありません。しかも配当金ビジネスと言っていますが
それでさえ曖昧な表現です。情報が全く持っておおざっぱで
稼げると自信をもっていえるような内容ではないですね。
その後、送られてきたLINEで判明したのは、Irisトークンという仮想通貨が、bitcastleという取引所に1枚5円で3か月後に上場することが決定しており、今回のハチプラは、そのIrisを1枚1円で購入できる権利のことでした。
3か月後に5倍の価値が決定しているものをわざわざ安値で販売するわけがありません。
YouTubeの広告で毎日8万円何もしなくても貰えるから
乗せられてしまいました。
ここではIrisトークンという通貨を使って
上場まで待って上場したら売るというものらしいです。
ですが一向に上場しない。いつ?と言ってもはぐらかされる。
という感じです。市場としてはビットキャッスルというサイトを使用してます。
BPOINT Pte Ltd.について
販売会社の『BPOINT Pte Ltd.』について調べてみました。
会社HP
会社HPは確認出来ませんでした。
設立
設立時期は不明です。
所在地
所在地Triple One Somerset,#03-09,111 Somerset Road Singapore 238164で調べてみると『Regus(リージャス)』というレンタルオフィスがヒットしました。
Triple One Somerset(111 Somerset)はショッピングモールですが、Regusはここに入居しています。
多数の案件を手掛ける企業
同社はシンガポールに拠点を置く海外企業で、以前ご紹介した寺澤英明の『オンライン収入NEXT』と同一の販売会社だと思われます。
他にシンガポールに拠点を置いている(と思しき)会社と言えば、澤村大地の『NEO PLUS』を販売しているBOPSconsulting Pte Ltd.が社名も含めよく似ていますね。
どちらもRegusのバーチャルオフィスを利用している点も共通しています。
BOPSとBPOINTの関係
調べた所、以前はBOPSconsulting Pte Ltd.がハチプラを販売していた様です。
推測に過ぎませんが、恐らく高い確率でBOPSとBPOINTは密接な関係に有るでしょう。
バーチャルオフィスなら幾らでも拠点変更は可能ですし、単に看板を掛け替えただけかもしれませんね。
特定商取引法に基づく表記に不備有り
特商法の表記についてですが、事業者名と所在地しか記載がないですね。
国内で事業展開している以上、特定商取引法が適用されますので、これはアウトですね。
大谷健について
引用元:ハチプラ
仕掛け人の『大谷健』について調べてみました。
経歴概要
- 大手証券会社でトレーディング部門、 リスクマネジメント部門を兼任
- 最新の金融工学を駆使し1日10兆円を運用していたこともある
- 金融コンサルタントとして海外M&A、大規模資金調達などを成功に導いた
凄い経歴をお持ちの様ですが、調べても一切情報が有りません。
実績
「第1話」と銘打ったセールスビデオ内で、インタビュアーのコージ(後述)は「ダイヤモンドZAIとか日経マネーなんかの経済情報誌で大谷さんの記事を拝見して・・・」と述べています。
しかしながらダイヤモンドZAIや日経マネーに大谷の記事が掲載されたという情報は確認出来ません。
その後に「テレビや著書なんかも出版してらっしゃる・・・」と発言が続きますが、大谷健の著書もテレビに出演したという件も全く確認が取れません。
ハチプラの検証サイトなら山ほど出てきますが、大谷健の経歴を裏付ける情報は見つけられませんでした。
経歴の裏付けが全く取れないとなると、全て虚偽なのではないか、という疑念が浮かびます。
コージとは何者か
引用元:ハチプラ
インタビュアーの『コージ』について調べてみました。
経歴概要
- 投資歴25年
- 講演やセミナーなど教育にも尽力
- 業界各方面からも厚い支持を獲得している
- 8000名を超える生徒に最新の投資情報を届けている
コージ=KOJI=加藤浩二
彼は加藤浩二或いはKOJIと言う名で知られており、多数の情報商材に関与しています。
そしてそのいずれも悪評の絶えない代物ばかりです。
大森淳弘という人物と展開していた『一攫千金プロジェクト』においては、集団訴訟の動きも有ったみたいですが、現在どうなっているのかまでは確認できませんでした。
しかしまともな人が集団訴訟を起こされかけるなんて事、考えられますか?
仮に大谷健のハチプラが健全な投資案件だったとしたら、大変なマイナス要素になりますよ。
この人物が関わった案件が悉く悪評まみれという事実から、信用に足る人物ではないと考えます。
ビジネスモデルは仮想通貨
セールビデオの3話では『Irisトークン』と言う仮想通貨を使ったビジネスという事が判明しました。
異なる取引所間でのアービトラージ自動売買と、取引所を介したレンディング(貸付)を組み合わせることで誰でも毎日8万円の配当が受け取れると説明しています。
上でご紹介した口コミを確認すると、Irisトークンは上場予定の仮想通貨であると分かります。
IRISと言う仮想通貨は既に存在しているのですが、これとは別物なのでしょう。
まだ上場すらしていないモノを絶対に儲かるかの様に謳い、100%ノーリスクなどと根拠に乏しい主張をしていますね。
「リスクが低い」と言うならまだわかりますが、ノーリスクの投資などあり得ません。
それと、LPだけ見るとまるで日本円で8万が手に入ると思ってしまいますが、実際には「Irisトークンで8万の配当が受け取れる」なので注意しなければいけません。
まとめ
本商材は推奨できません。
- 大谷健の経歴に信憑性が無い
- コージ(加藤浩二)の評判が悪い
- 販売会社の実体が掴めない
大谷・加藤の両名が信用に足らないのは上で紹介した通りです。
拠点が海外のバーチャルオフィス、代表者は不明、連絡先すらも分からない、そんな会社が販売してる案件がまともだとは到底思えないですよ。
上場予定の仮想通貨を使った配当ビジネスと言えば、澤村大地の『NEO PLUS』が浮かびますが、現在では1枚1円にすら届かない悲惨な状況となっています。
高配当を謳って出資者を募り、実際には運用せずに集めたお金の一部を配当として流し、差分を持ち逃げするポンジスキームを彷彿とさせます。
彷彿とさせるだけであって、『ハチプラ』がポンジスキームだとは言いませんがね。
口コミで見られたビットキャッスルという取引所は評判が悪く、動画で出たバイナンスも日本では無登録の取引所で、金融庁の再三の警告を無視しています。
この案件への参加は慎重に判断するべきだと思います。
何事も勢いで決めるのは良くありません。
『後悔先に立たず』
後から悔やんでも遅いのです。
一度立ち止まって、今一度よく考えてみて下さい。
人の言う事を鵜呑みにせず、自分自身で見極めていきましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。