管理人のトガミです。
さて今回は『フリー・トレーディング・バンク』という商材について取り上げたいと思います。
特定商取引法に基づく表記
事業者名 | |
責任者 | ライフデザイン出版合同会社 |
所在地 | 〒900-0031 沖縄県那覇市若狭1-10-17 オーシャンパレス若狭203 |
連絡先 | 070-4412-7456 info@free-bank.biz |
URL | http://free-t-bank.site/aa/sp/ |
特商法とは、消費者の利益を守るための法律です。
電話勧誘販売、通信販売、連鎖販売取引などのトラブルが生じやすい商取引においては、
販売者情報(主に事業者名、責任者、所在地、連絡先)を表記することが義務付けられています。
実際の評判は?
これだけ見ると魅力的な商材のように見られますが
動画内でも繰り返し「プロに全まかせ」
「利用者は何もしなくていい」「勝手に高利子収入」と語られるばかりで
「フリートレーディングバンク」が
なぜ高利益を出し続けられるのか、プロとは一体何者なのか、
利益還元までの詳しい仕組みが記載されておらず、
なにもしなくても稼いでくれると繰り返し力説されるだけで
動画でも詳しいビジネスモデルが説明されているとは言えません。
「令和の副収入サポート」の内容としては
お客様のお金をお預かりし、それを運用資金として投資で増やし、お客様に還元する といったものでした。そういったシステム的な面で言えば、銀行と同じといっても良いのかもしれませんが
月利2000%で運用できる人なんてこの世に存在しませんので
この時点で虚偽の内容で参加者を募っていることは明らかです。
ライフデザイン出版合同会社について
販売会社の『ライフデザイン出版合同会社』について調べてみました。
会社HP
会社HPは確認出来ませんでした。
設立
法人番号指定は令和2(2020)年5月14日となっています。
かなり新しい企業であると思われます。
所在地
所在地の沖縄県那覇市若狭1丁目10番17オーシャンパレス若狭203について調べてみました。
引用元:オーシャンパレス若狭
オーシャンパレス若狭はごく普通のアパートでした。
運営者がお住まいなのでしょうか?
ビジネスモデル
ランディングページには以下の文言が並んでいました。
- 1万円が、来月25日には20万円、30万円に一撃増加!
- 米国の上場投資信託の投資よりも安全に運用が出来る
- 運用額は最低1万円から可能
- 参加者の97.8%は運用資金を増やしている
1万円から運用可能で、参加者の9割が資金を増やしているという、非常に魅力的な案件に思えますね。
ビジネスモデルが不明
ランディングページに掲載されている動画には、更に以下の文言が確認出来ます。
- 投資や副業やネットビジネスの話では無い
- FXトレード、SNSの更新、アフィリエイトの様な面倒臭い事は何一つやらなくていい
- 必要な作業は全てプロが代行
- 銀行の利子の様な仕組み
『フリー・トレーディング・バンク』は既存の投資や副業では無い、全く新しい何かなのでしょうか?
また、報酬受け取りまでの3ステップとして以下手順が示されています。
- 1万円をフリー・トレーディング・バンクに入れる
- 翌月25日を待つ
- 10万円、20万円を引き出す
運用はプロが代行してくれるとの事なので、何もせずにお金が入ってくるという説明でした。
私は動画を視聴しLPの内容も読みましたが、これがどういったモノなのかサッパリ分かりませんでした。
曰く投資や副業ではないそうですが、ではどうやって預けた1万円を「運用」するのでしょうね?
料金について
引用元:ヒミツの貯金箱
この『フリー・トレーディング・バンク』は通常プランです。
参加費用は通常198,000円が3日間限定で9,800円にて参加可能です。
一方、『プラチナ・トレーディング・バンク』と言う上級プランもあります。
こちらは498,000円が3日間限定で29,800円にて参加可能です。
3日間限定として通常より安い価格を提示していますが、過去に「通常価格」で販売されていた証拠はありません。
二重価格で記載する事で購入を促しているのかもしれません。
通常価格で販売されていたという実績が無いとなると、景品表示法に抵触している可能性が考えられます。
実績
調べてみましたが、『フリー・トレーディング・バンク』で稼げたという声は見つかりませんでした。
動画内では「参加者の声」としていくつか取り上げられていましたが。
稼げたという証拠が一切確認出来ないという事は、実際に稼げるかどうかは未知数です。
まとめ
本商材は推奨できません。
理由としては以下の通りです。
- 販売会社の実態が不明
- ビジネスモデルが不明
- 実績が不明
ライフデザイン出版は恐らく個人事業主なのでしょうが、だとしたら特商法に責任者名をしっかり記載するべきです。
販売責任者として社名を記載するのは不自然でしょう。
また、投資や副業では無いと謳っていながら、最低1万円の出資を促している時点でおかしいですね。
資金を増やす仕組みの説明が曖昧なまま、稼げるという点だけ殊更に強調しており、明らかに説明が不足しています。
投資で無いと言いながら実際には投資を募っているとすると、フリー・トレーディング・バンクは金融商品取引業に該当するかと思われます。
しかしながら、ライフデザイン出版合同会社は無登録業者の可能性が高い為、その場合は金融商品取引法に抵触してしまいます。
いずれにしろ不安材料が多すぎます。
参加する場合は慎重に考慮する必要があるでしょう。
何事も勢いで決めるのは良くありません。
『後悔先に立たず』
後から悔やんでも遅いのです。
一度立ち止まって、今一度よく考えてみて下さい。
人の言う事を鵜呑みにせず、自分自身で見極めていきましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。