管理人のトガミです。
さて今回は『下剋上∞(MUGEN)』という商材について取り上げたいと思います。
特定商取引法に基づく表記
| 事業者名 | 株式会社move |
| 責任者 | 岡田崇司 |
| 所在地 | 大阪府大阪狭山市半田1-6-14 |
| 連絡先 | 050-4560-2357 support@gekokujo-mugen.info |
| URL | http://gekokujo-mugen.info/indexmugen.html |
特商法とは、消費者の利益を守るための法律です。
電話勧誘販売、通信販売、連鎖販売取引などのトラブルが生じやすい商取引においては、
販売者情報（主に事業者名、責任者、所在地、連絡先）を表記することが義務付けられています。
実際の評判は？
こちらの商材はフロントエンド商材で、より高額なバックエンド商材が用意されている時点で、この商材だけでは稼ぐことが難しいと証明しているようなものです。
また、口コミにもありましたが、こちらの商材はアフィリエイトサイトが乱立しております。稼げる人がいなくても、商材が売れればアフィリエイトサイト運営者には報酬が入りますので、この教材が稼げていようがいまいが関係ないのです。
これが、稼げている人がいないにも関わらず長く販売されて売れ続けいる理由です。
巧みな戦略に惑わされてしまわないよう気を付けてください。
これを購入する価値はありません。
そもそも、下克上レベルのノウハウは無料で学べるし…苦笑
バナナデスクさんが、
まだ売ってる理由はリスト取りのため。購入後、バックエンドで１００万円の高額商材を売り込まれます
引用元：下克上∞
株式会社moveについて
販売会社の株式会社moveについて調べてみました。
会社HP
会社HPの有無について調べた所、存在が確認出来ました。
設立
設立時期は平成24(2012)年11月27日です。
法人番号指定は平成27(2015)年10月5日となっており、これは番号指定が開始された日と同一です。
2021年7月時点で設立から8年以上経過しており、この界隈では比較的歴史が長い部類に含まれるのではないでしょうか。
所在地
同社は過去に所在地が変更されています。
- 旧住所
大阪府大阪狭山市西山台6-1-5 - 平成31(2019)年1月24日
大阪府大阪狭山市半田1-6-14へ移転
旧住所の大阪府大阪狭山市西山台6-1-5には現在、株式会社北斗産業という企業が入居していました。
GoogleMapだと6-1-5にピンが立てられず6-1-7になってしまいますが、ピンの立っている建物が6-1-5にあたります。
株式会社moveが現住所へ移転してから約7ヶ月後、令和元(2019)年8月に事務所をこちらへ移したことが同社沿革より確認出来ました。
樹脂や塗料に関連する材料を製造する企業のようで、見た限り株式会社moveとは無関係のように思えます。
続いて、現住所の大阪府大阪狭山市半田1-6-14について調べてみました。
該当住所にはMove Gr Bldg.と言う建物の存在が確認出来ました。
同住所には他にも入居している企業があり、株式会社moveは201に入居しています。
Move Gr Bldg.という名称から察するに、株式会社moveが所有する建物でしょうか？
入居しているほかの企業も関連会社かもしれませんね。
岡田崇司(バナナデスク)について
販売責任者の岡田崇司(バナナデスク)について調べてみました。
経歴概要
- 東証一部上場企業である不動産FC会社の西日本トップセールスマン
- 2010年6月から副業としてアフィリエイトを開始
- わずか半年間で100万円を超えるアフィリエイト報酬を突破
- 脱サラ後2年で年収5000万円を達成し株式会社moveを設立
- 法人設立後は少人数ながらも右肩上がりに売上を伸ばし、自身の年収も1億円を突破
- 現在はアフィリエイトで成果を出したい方のサポートや、ネットで収入を得たい方の為、全国を飛び回っている
実績
岡田氏は下剋上∞の他に、AAAやYTM(YouTubeトレンドマーケティング)、TMA(トレンドマーケティングアカデミー)といった商材も手掛けていました。
いずれも評価は一定ではなく、賛否両論です。
アフィリエイト業界ではかなり有名な方なので、実績はそれなりにあるとみてよさそうです。
ビジネスモデル
ランディングページには以下の文言が並んでいました。
- 販売本数15,000本
- アフィリエイト教材No.1の信頼と実績
- 脱ノウハウコレクター教材
- infotop殿堂入り商品
ビジネスモデルはアフィリエイト
下剋上∞はトレンドアフィリエイトの教材です。
トレンドアフィリエイトとは、話題の時事ネタで記事を書いて集客し、広告収入を得るアフィリエイトの手法です。
- 短期間で多くのアクセスを見込める
- 単に膨大なアクセスが集まればよいので文章力も必要としない
という点から初心者も始めやすいとされています。
ただし、トレンドアフィリエイトは旬のキーワードを用いて記事を書かなければなりませんので、継続して書き続けなければ収入は途絶えます。
下剋上∞の教材は序章＋本編9章＋補足コンテンツと8つの購入者限定特典で構成されています。
- 【序章】ここから始めよう
- 【第1章】下克上マインド編
- 【第2章】トレンドアフィリとは？
- 【第3章】ごちゃまぜブログ編
- 【第4章】特化型ブログ編
- 【第5章】物販アフィリエイト編
- 【第6章】独自ドメイン×ＷＰ編
- 【第7章】基本スキル×レバレッジ
- 【第8章】成功するための視点講座(36:03)
- 【第9章】ラストメッセージ(33:47)
- 【補足コンテンツ】
特典の内訳は以下の通り。
- 特典1【下克上セミナーFINAL】
- 特典2【下克上セミナー WEB セミナー】
- 特典3【下克上セミナー2015】
- 特典4【下克上セミナー2014】
- 特典5【下克上セミナー2013】
- 特典6【購入者限定Q＆Aフォーラム】
- 特典7【無料でマニュアルバージョンアップ】
- 特典8【１ヶ月間回数無制限のメールサポート！】
トレンドアフィの教材としていますが、ごちゃまぜブログや特化型アフィ、更に物販系アフィについても学べるようですね。
しかし、このボリュームは凄い。
逆にボリュームがあり過ぎる気も・・・
料金
下剋上∞_2
費用に関しては税込16,800円としています。
追加費用なし、全ての教材込みの価格です。
情報商材の中には価格が数十万円という高額なモノや、商材とは別に月額料金が発生するケースもあります。
下剋上∞は追加費用なしで16,800円ということですので、良心的な価格ではないでしょうか。
勿論これはバックエンド等が存在しない場合の話ですが。
取引実績
販売ページによると、7ケタ越えのトップアフィリエイターを多数輩出することに成功しているそうです。
また、6年間で15,000人がこの『下剋上』を手にし、伝説的なアフィリエイト教材となっているとのこと。
実践者の声も掲載されています。
下剋上∞_3
ネット上での口コミは賛否両論ですね。
アフィ報酬目当てで称賛記事を書いているケースもあるでしょうが、批判or称賛どちらか一辺倒ではないのは確かです。
高額バックエンドの可能性あり
下剋上∞のLPでは追加費用なしと記載があったのですが・・・
口コミによると高額なバックエンドへの勧誘がされるとの情報が。
『TMC(トレンドマーケティングクラブ・MOVA』という名の高額塾です。
コースは3つあり、各料金は以下の通り。
- プレミアコース：248,000円
- マスターコース：368,000円
- プレミアコース：2,000,000円
非常に高額ですが、強制入会ではないのが救いでしょうか。
返金保証について
下剋上∞には全額返金保証が設けられています。
下剋上∞_4
教材のノウハウを手順通りに180日間実践したうえで10万円以上稼げなかった場合は購入代金が全額返金されます。
180日間で180記事投稿、1日1記事ですね。
物凄く厳しい訳ではなさそうですが、本当に返金してくれるのでしょうか・・・
まとめ
本教材の購入は慎重に検討すべきです。
理由としては以下の通りです。
- 教材のボリュームがありすぎる
下剋上∞は本編だけでも9章ありますが、この本編1つ1つがかなり長めです。
例えば第3章はトータルでおおよそ2時間半です。
第9章のラストメッセージだけでも約30分あります。
特典は過去セミナーの動画ですが、これがまた長い！
特典3【下剋上セミナー2015】はトータル10時間をゆうに超えています。
16,800円でこのボリュームはかなりお得だと思いますが、初心者からすると内容が多すぎて逆効果になっているように思います。
この教材を全てやりきること自体に多大なプレッシャーが掛かってしまうのではないでしょうか。
- 情報が古い可能性がある
旧版『下剋上』が最後に大幅リニューアルされたのは2016年です。
2021年時点で見ても既に5年前です。
トレンドアフィリエイトはその時の流行に乗って実践するものなので、基本的な部分を押さえておけばいつの時代でも稼ぐことは可能かと思います。
しかし、アフィリエイトの基本的な部分はネット上に幾らでも転がっているので、お金を払ってわざわざ教材を買う必要はありません。
するとこの下剋上∞を買う理由はあるのか、となってしまいませんか？
情報が5年前からアップデートされていないものを今更購入して、果たして意味があるのでしょうか？
- 高額バックアップが待ち構えている
下剋上∞はランディングページで確かに
『別途購入しなければ始められないような追加費用は一切かからず、すべての教材込みでこちらの金額です。』
と説明しています。
しかし実際には途中で高額塾への勧誘がされますので、上記文言は不正確です。
『教材購入に際し追加の費用は発生しませんが、スクールへの参加には別途費用が発生いたします。』
としたほうが良心的ではないでしょうか？
強制参加ではないにしても、あれこれと言葉巧みに誘導されれば流されてしまうものなんですよ。
高額塾が用意されている点はしっかりと明示すべきです。
私見としては、上記の懸念事項が解消されない限り参加には慎重を期すべきと考えます。
何事も勢いで決めるのは良くありません。
『後悔先に立たず』
後から悔やんでも遅いのです。
一度立ち止まって、今一度よく考えてみて下さい。
人の言う事を鵜呑みにせず、自分自身で見極めていきましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
