管理人のトガミです。
さて今回は『自動現金収集ソフトウェア CCG(キャッシュ・コレクション・グローバリー)』という商材について取り上げたいと思います。
特定商取引法に基づく表記
| 事業者名 | 株式会社FREDERIQS |
| 責任者 | |
| 所在地 | 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-366-9 |
| 連絡先 | |
| URL | https://fujitaccg.com/fx_ccg/?d |
特商法とは、消費者の利益を守るための法律です。
電話勧誘販売、通信販売、連鎖販売取引などのトラブルが生じやすい商取引においては、
販売者情報（主に事業者名、責任者、所在地、連絡先）を表記することが義務付けられています。
実際の評判は？
しかもこの「CCG(キャッシュ・コレクション・グローバリー)」というオファー、かなり昔から定期的に出されている模様。
わかる範囲では、2017年にはすでにネットでのオファーがあったようです。
その後も、2019年10月、2020年4月と、頻繁に広告していると予想されます。
内容は全く同じもので、「今だけ期間限定無料！」と言っておきながら、3年前からずっと無料を謳い続けています。
それでいて、「実際にCCGで稼げた」という口コミはもちろん、「CCGを入手した」という情報もありません。
引用元：藤田勇のCCG(キャッシュ・コレクション・グローバリー)は詐欺!?本当に稼げる？口コミや評判は！？【オプトインアフィリエイト？FX自動売買ツール(EA)？】
ここまでの流れを見ると、以前は有料で『自動現金収集ソフトウェア CCG』を販売していたが、思うような運用実績を残せなかったため無料配布にしてLINE登録者を増やし、そこでアフィリエイト目的で稼ぐような方向転換をしたと考えられます。
そうなると、LPで掲げていた『１００人のベンチャーと投資家集団を作る』という目的ではなく、だたのアフィリエイト紹介料目的の案件の可能性が高くなってきます。
これから『自動現金収集ソフトウェア CCG』についての、追加情報が公開されることも考えられますがアフィリエイト目的であればそれもないでしょう。
LINE登録をしたのちは、ひたすら情報商材や副業案件を勧められ、その中には有料のものもあるはずですので安易に参加するのは控えた方がいいでしょう。
まともなFX自動売買EAを配布している人は、利用者がEAで稼ぎ、自分もIB報酬で稼ぐことができるので、投資集団を育てるなどの文言は不要ですよね。
実際に、このCCGを使用するために、海外証券会社XM口座の作成が必要になります。
わざと、この部分を伏せて、100人のベンチャー投資集団をつくるという表現に怪しさを感じます。
株式会社FREDERIQSについて
販売会社の株式会社FREDERIQSについて調べてみました。
会社HP
会社HPの有無について調べた所、存在が確認出来ました。
シンプルですが、きちんと作られていますね。
設立
設立時期は2018(平成30)年4月13日です。
法人番号指定は2018(平成30)年4月26日となっています。
設立後数年の比較的新しい企業ですね。
所在地
特定商取引法に基づく表記では、所在地は埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目366番地9となっています。
しかし、企業HPによると現在は東京都渋谷区千駄ヶ谷3−53−12に居を構えている模様。
当該住所に存在するのは、高級賃貸マンションのグレンパーク原宿(旧名パークハビオ原宿)です。
ちなみに旧住所はリージャスのレンタルオフィスであるオープンオフィス大宮駅西口でした。
レンタルオフィスから高級マンションとはかなりグレードアップしましたね。
かなり儲かっているのでしょうか？
特定商取引法に基づく表記に不備有り
特定商取引に基づく表記には責任者名と連絡先が記載されていません。
国内で事業展開している以上、特定商取引法が適用されますので、このままの表記では不十分です。
藤田勇について
仕掛け人の藤田勇について調べてみました。
経歴概要
- CCG開発者
- 投資家歴10年
- トレーディングカンパニーを中心に不動産投資、Airbnb投資、暗号通貨投資、ベンチャー企業投資などを行っている
- 若手起業家資金を投資し、複数社を経営
実績
藤田勇の実績に関する情報は発見できませんでした。
これ程の経歴をお持ちの方ならば、必ず情報があると思ったのですが。
全く情報が無いとなると、虚偽の経歴、或いはそもそも実在していない可能性も考慮する必要が有りそうです。
小野達也について
株式会社FREDERIQS代表取締役の小野達也について調べてみました。
経歴概要
経歴は不明です。
CCGの特定商取引法に基づく表記には運営責任者が未記載ですが、運営会社である株式会社FREDERIQSの代表は小野達也です。
実績
小野達也は複数の副業オファーを手がけています。
- ENGIトレーディングクラブ
- スクリプトエンジェル1000人創出プロジェクト(Glamor／Rikejo)
- NFT CLUB
いずれもブロックチェーンに関係するビジネスです。
残念ながら上記全ての評判があまり良くないようです。
良い口コミが確認出来ない以上、小野達也が絡むビジネスには注意すべきではないでしょうか。
ビジネスモデル
ランディングページには以下の文言が並んでいました。
- インストールするだけでパソコンが勝手に現金を収集!
- 15ヶ月連続黒字更新
- 年利30%以上を記録
ビジネスモデルはFX自動売買
販売ページに”FX自動売買”とある通り、このCCGはFXの自動売買ソフトであると考えられます。
ビジネスモデルを意図的に隠しているオファーが多い中、ページ内で明言している点に関しては良いと思います。
ですが、このCCGは利用に際し、海外FX業者であるXMトレーディングへの登録が必要との話もあります。
XMトレーディングは金融庁へ金融商品取引業者の登録を行っていない無登録業者で、同庁からその件に関する警告が出されています。
但し無登録の理由については、日本国内の規制により
- 25倍を超えるハイレバレッジ
- 残高以上の損失が出た際に補填をしてくれるゼロカットシステム
等のXMが持つ有利性が失われてしまうからと多くのサイトで言及されています。
海外FX業者には悪質なものも多いので、この辺りは慎重に判断する必要がありそうです。
料金
CCG_2
引用元：自動現金収集ソフトウェア
期間限定で298,000円のところ0円でダウンロードが可能です。
DL後も無料で利用できるとのことです。
無料ダウンロード期間終了後は298,000円での販売に戻るそうですが、これは恐らく通常価格を併記する事で、消費者に購買を促す手法です。
「今月末までの無料ダウンロード期間」がいつからいつまでなのかが明記されていません。
実際には限定も何もなく、常に無料ダウンロードが可能なパターンだと思われます。
この場合、景品表示法の有利誤認に該当する恐れがあります。
また実際に298,000円で販売されていたという証拠もない為、こちらも景品表示法に抵触する恐れが有ります。
取引実績
販売ページによると15ヶ月連続黒字更新且つ、年利30%以上を記録との事ですが、コレを裏付けるデータは一切公開されていません。
ツールのバックテストやフォワードテストのデータは存在しないのでしょうか？
実績をアピールしたいのであればデータを販売ページで提示すべきです。
また、CCGで稼げたといった口コミは一切確認が取れませんでした。
稼げたという証拠が一切確認出来ないという事は、実際に稼げるかどうかは未知数です。
まとめ
本商材は推奨できません。
理由としては以下の通りです。
- 株式会社FREDERIQSの経営実態が不明
同社はHPはそこそこに出来ていますが、どうしても”とりあえず作っておきました”感が拭いきれません。
これまでの実績や主要取引先も不明です。
本当にこの会社には実体があるのか、と疑ってしまいます。
- 小野達也の評判が良くない
小野達也が関わってきたこれまでの副業オファーは、そのいずれも評判が芳しくないものばかりです。
今回のCCGも彼が代表を務める企業が展開している以上、注意する必要があるでしょう。
- 藤田勇の経歴に信憑性がない
10年もの投資経験があり、現在も複数の事業を展開している人物にも関わらず、CCG以外の情報が全く出て来ないのは不自然です。
経歴或いは存在そのものが虚偽と考えられます。
- CCGの取引実績が非公開
15ヶ月連続黒字と主張するならば、その15ヶ月分の取引データを公表すべきです。
何故ならその方が信憑性は増しますし、消費者の側としても判断がしやすいからです。
年利30%と言う点も根拠を提示すればいいだけの話です。
主張に沿った根拠がきちんと公開されていれば、少なくとも”良心的である”という見方にはなるでしょう。
残念ながら一切非公開であるという点からおススメはできません
信用に足る要素がない以上、参加には慎重を期すべきです。
何事も勢いで決めるのは良くありません。
『後悔先に立たず』
後から悔やんでも遅いのです。
一度立ち止まって、今一度よく考えてみて下さい。
人の言う事を鵜呑みにせず、自分自身で見極めていきましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
